おとり調査
何らかの事件の際に、警察官による「おとり調査」は、表面上禁止されています。まあそれだけが理由というわけではないでしょうが、やはり警察の捜査というのは、事件解決までにずいぶんと時間がかかってしまう印象があります。
その点、探偵事務所はそうした倫理的な部分にも多少は踏み込んで調査することができますので、警察の捜査にくらべると、「小回りが利く」というイメージが強いです。
もちろん、探偵事務所による「おとり調査」に関しては、何も事件性のある調査に限定されるわけではありません。たとえば、警察では絶対に力を貸してもらえない「不倫調査」、「浮気調査」などのシーンでは、こうした「おとり調査」は非常に大きな力になると言えます。
これはどういった調査になるのかというと、たとえば、旦那さんが浮気をしているのではないかと考えた奥さんが探偵事務所に相談を持ちかけた場合、探偵事務所では、奥さんに対して、たとえば友だちと旅行に行くからなどといった理由で2~3日家をあけることや逆に奥様が友人と食事に出掛けると旦那さんに告げてもらったりするように指示を出すことが多いです。
そして、奥さんが家にいない間に旦那さんがいったいどんな行動を起こすのかという部分の「行動調査」を実施することになります。
奥さんが家をあけるのであれば、やはり旦那さんは精神的なガードが緩むことになりますので、本性が現れやすくなることは間違いありません。
奥さんが家をあけることから、自分もかなり踏み込んだ行動に出るはずです。もし旦那さんが浮気をしているとすると、これは当然鬼の居ぬ間に… ということで、しっぽをつかむチャンスになるわけです。