個人情報と探偵業
数年前に公布された「個人情報保護法」によって、おそらくみなさんの生活の中でも小さからぬ影響が出たものと思われます。
さすがに現在ではそろそろ慣れたのではないかという気がしますが、しかし、やはり住所や電話番号、名前などの個人情報が書かれている紙面を目にすると、 その扱いには少々気をつかうというのは間違いないでしょう。
個人情報保護法の大きな影響を受けているのが、「探偵業」です。
探偵というと、多くの日本人のイメージとしては、極悪犯を頭脳で追い込んで捕まえるというのが先走ってしまいますが、 実際にはそういう事件にたずさわるケースはまれであり、どちらかというと、個人が依頼する個人の調査がメインになります。
個人の調査というと、当然個人情報を入手しなければならないケースが多くなるわけですが、しかし、この「個人情報保護法」によって、 これが思うにまかせない場合が増加してきてしまったというのが実際のところです。
事実、あまりにもムリなことをしてしまうと、個人情報保護法に抵触してしまうため、強引な調査は一切できないことになってしまいました。
何らかの方法で個人情報を入手したとしても、それが明確になってしまったため、逮捕されてしまったという探偵さんも実際に存在しています。
ですので、依頼された調査結果は大切に取り扱って頂けるクライアント様にしか調査をお受けする事が出来なくなりました。
もちろん、法令を守りギリギリのところで日ごろ探偵は職務を全うしております。