尾行のテクニック
おそらく多くの人がテレビドラマの刑事さんのシーンで、「尾行」のシーンを見たことがあると思います。犯人や容疑者の後ろから、物陰に隠れながら尾行していますが・・・
テレビなどでは信じられないことに、けっこう尾行されていることに気づかれてしまうことがありますよね?
でも、実際の尾行では、そんなに簡単にバレることはありません。
というより、テレビドラマや映画などに登場する刑事さんや探偵さんの尾行では、間違いなく見破られてしまうでしょう。 残念ながら本当の尾行は、テレビや映画の中で演じている距離感でもありませんし、そもそも第三者から尾行していることがわかるように、「物陰に隠れる」ようなことはしません。
もし尾行される人間の後ろにその仲間がいたとすれば、あんな物陰に隠れるような尾行をしていたら、すぐに尾行していることがバレてしまうことになるわけですから、そんなマヌケな行動は絶対にあり得ません。
そして探偵が気をつけているのは「靴」です。
全く人通りがない路地を対象者と探偵のみ進んで行く事はよくあるケースです。探偵の靴音が「コツコツ」と響くような靴は絶対にはく事はありません。
だれでも、後ろから靴音や影がちらほら見えたら気になりますよね。
しかし、決定的な証拠写真を撮るためには出来るだけ近づく事が必要になって来ます。
これこそ、個々の探偵の尾行テクニックが大きく結果に反映されます。
いつも、社員の探偵に話すのですが、街の風景・人ごみに同化する事は大切ですが、
自分自身がこの場所に存在する事に堂々とすれば、怪しまれる事は無い
この尾行経路は、自分自身にとって必要なのだ。
このように心構えをする事が、大切と教えています。
上記のような心構えが、尾行している探偵がただの通行人のように見えてくるのです。
ですので、テレビのような、
いかにも「尾行しているぞ!」というような事はありません。